中部在宅医療・介護研究会 第5回研究会に顔を出しました。
中部在宅医療・介護研究会 第5回研究会に顔を出しました。
本日の会は、第1部と第2部の構成で、第一部は座学でした。地域で従事されている歯科医師の佐野哲也先生、永生会 言語聴覚士の山本哲さん、永生会 管理栄養士の大澤美香さんによる、「80歳代からの食事を考える~食形態を変えるのは最終手段」をテーマに、それぞれの立場からのご講演でした。
私は第2部の冒頭に、ご来場の御礼とご挨拶をいたしました。“食“は健康な生活と密接な関係にあります。口腔衛生に留意して、栄養管理を保つことが、特に高齢者の介護予防にもつながります。これこそが、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるような、地域包括ケアシステムの構築にも役立つと考えています。そしてその実現に向けて、他職種の方々がこれだけ集まった会を開催されたのは素晴らしい、というお話をいたしました。
第2部は「食べることの可能性を探ろう」というテーマでグループワークを行いました。市販の嚥下調整食品について、演者の先生方から食形態のレベルごとに製品を紹介いただきながら試食を行いました。初めて食べるという方からは「想像よりも食べやすかった」「味が濃くてごはんやお粥にも合いそうですね」という、ポジティブな意見が聞かれました。
今回は、医師、看護師、歯科衛生士、薬剤師、リハ職種、管理栄養士、訪問入浴の方、行政職員、生活支援コーディネーターなど、90名を超える様々な職種の方が参加されていました。活躍するフィールドが異なる方たちと、つながることができ、視野を広げる貴重な経験ができる素晴らしい研究会でした。