日本慢性期医療協会の三役会と常任理事会に出席いたしました。
日本慢性期医療協会の三役会と常任理事会に出席いたしました。
いよいよ6月から新たな報酬体系が始まります。我々日慢協としては、①療養病棟の医療区分に関わる評価体系の見直し、②急性期病棟におけるリハビリ・口腔ケアに関する評価、③高齢者救急における慢性期医療の役割が大きな三本柱と考えております。
下り搬送となる高齢者救急に関しては、受け入れ側の慢性期病院にも点数がつくといいと思います。慢性期病院から医師・看護師が病院救急車で迎えに行けば、急性期病院側の手間が減ります。
永生会グループでも行っているような、病院救急車を利用した在宅からの入院、上り・下り搬送を評価していただくと地域包括ケアで有効な搬送手段になりますし、総務省・消防庁管轄の救急車の混雑も軽減されるでしょう。
【記者会見資料】 本資料には6月から施行される新しい医療区分表を示しております。併せて右下に現在の医療区分の点数表を示しております。処置等の区分欄にお示しする矢印は旧区分と比較した点数の増減を示し線の太さは増減幅を100点以上、50点以上、50点未満 としてお示ししています。
例えば疾患・状態が区分3であれば現在はADL区分3で1813点が付きます。6月からは処置区分との組み合わせになるため、疾患・状態区分が3の患者のうち処置区分が3に該当するものでは100点以上の増点となりますが、処置区分2では100点以上、処置区分1では150点以上の減点となります。疾患・処置区分2では処置区分2, 3が50点未満ですが増点となっています。
現在の現剤の医療区分1の点数は新区分では入院料25〜27に相当しますが、いずれも15点増点され、これが40歳未満の勤務医師、事務職員等の賃上げに資する増点に相当すると推察されます。としますと、処置区分2で疾患状態区分2では41点増点されていますが、実質は26点、処置区分2で疾患状態区分2における点の増点は28点ありますが、実質13点ということになります。