東京都病院協会の理事会に出席いたしました。

20240716都病協理事会
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東京都病院協会の理事会に出席いたしました。
現在医療介護業界は、報酬改定、物価光熱水費高騰対策、人手不足、人件費等の問題が重なり、非常に厳しい経営状況となっています。福祉医療機構の病院経営の実態調査がされましたが、そこでもかつてないほど悪い数字が示されました。
特に東京のような大都市部では物価・人件費は非常に高く、容積率・建蔽率の基準も厳しいため建築費も重くのしかかり、現在の報酬体系での経営は困難を極めます。
こうした中、東京都病院協会や東京都医師会でも提言しております通り、診療報酬に加えて都単独で東京入院基本料のような補助金を積み上げていくことが必要です。
また、病院の老朽化により建て替えの時期を迎える医療機関が多いことについては、ヒルバートン法(1946年にアメリカで作られた、病院建て替えのための補助金に関する法律)の日本版でもある医療施設近代化施設整備事業を拡大していくことも検討すべきです。
さらに自治体病院に支払われている地方交付税交付金については、民間病院にも活用できるような仕組みが求められますし、自治体病院だけが病院建て替えにあたって起債をすることができる状況も改善が必要でしょう。