あらゆる危機から地域住民の命と生活を守ることです。それには、安心できる医療介護が欠かせませんし、いつ来るか分からない地震や火災から命を守る対策が必要です。暮らしを支える産業振興や物価高騰対策、子育てや教育の負担軽減も重要だと考えております。

練馬の医療体制を見ますと、順天堂大学医学部附属練馬病院が救命救急センターの認定を受けたことは素晴らしいことですが、七四万人を超える人口に対してまだまだ不足している救急医療体制を拡充することが急務です。

練馬区の人口は増加基調にあり、少子高齢化のスピードも緩やかです。高齢者の医療介護はもちろん、赤ちゃんから医療的ケアが必要な小児、働き盛り世代の健康も大事です。医療・介護・福祉の政策が縦割りにならないように気をつけなくてはなりません。障害を持った方や産後ケア、孤独・孤立対策、貧困対策、自殺防止も含めたメンタルヘルスケア、認知症の高齢者、あらゆる人々が住み慣れた街で能力に応じ自立して幸せに暮らせるよう、練馬区の街づくりに取り組んでいきたいと思います。

首都直下型地震が30年以内に70%以上の確率で発生すると予測されています。震災時に延焼被害のリスクのある木造住宅密集地域の解消については、老朽木造住宅の更新を促すとともに、避難路となる狭あい道路の拡幅を進めます。無電柱化により、電柱の倒壊を防止し避難や救急活動等のための道路空間を保つとともに、電線類の断線を軽減しライフラインの安定供給を確保します。

練馬区の産業振興として、医療・介護・福祉を通じた街づくりに農業や建設業など地域のあらゆる産業が連関する仕組みを構築することで、地域経済の活性化を図ります。

練馬区における都市農業の振興に向けて、事業承継問題の解決にも資する農業継続支援税制特区へのアプローチを実施していきます。

妊娠・出産から子育てまで、すべての親子を対象に一体的に支援する拠点、産前産後ケアセンターを練馬区内に創設します。

練馬区の空き家を活用した子育て世帯向け優良住宅を供給します。

練馬区の小学校や中学校において税や社会保障に関する学習ができる環境を整備します。

都営大江戸線の延伸、西武新宿線・池袋線の立体化などの交通対策を推進します。

芸術の町・練馬を再生するため、若いアーティストを全国から呼び寄せる施策を打ち出します。